奉納板制作をカーポート部材で行う
ご近所の加茂神社様よりこんなご相談がありました。
「敷地内に奉納板を飾りたいと思うのだけど、屋根がなければすぐに傷んでしまうだろう。カワコーさんのところで何か良い提案はありませんか?」と。
確かに、立派な奉納板をこしらえたとしても、裸の状態だと雨風の風化侵食により、奉納板がすぐに傷んでしまう可能性が高いと思われました。北陸の天候の事を考慮すればなおさらです。
奉納板としての機能を参拝者の方々にわかりやすく提示すると同時に、雨風の風化侵食の影響を緩和させる提案として「囲い屋根」をお客様に提示させていただきました。
するとお客様より「囲い屋根をつけるならアール型で、高さがあり、明るい仕様のものがいい」とおっしゃられたので、「ではその方向で進めましょう」となりました。
手配した材料はYKK APの「レイナキャップポート」です。実はこれ、片流れ屋根型のカーポートの部材です。今回はこれを切り詰め加工して、奉納板を収める「囲い屋根」として納品することにしました。
弊社での工事が完了した時点では奉納板はまだ完成していませんでしたが、後日「完成した」と連絡を受け、見に行ってみると立派な奉納板が収まっていました。
純和風の伝統とモダンなアルミ建材のコラボレーション的の奉納板となり、個人的には気に入っています!